急な病気で家族に介護が必要になってくることがあります。その時に慌てないためにもあらかじめ備えをしておくと安心です。特に家族が高齢になっている時には、心身の衰えがきっかけで介護生活につながるケースもあり、健康状態をチェックして書き留めておきましょう。具体的には、体の不調や飲酒、喫煙の習慣、本人の好きなことや食べ物などを知っておくと医師や介護士などに伝える時にも便利です。急に介護が必要になった時、何をしてよいのか迷ってしまうことがあります。あらかじめ介護の認定を受けることができる自治体の担当窓口や相談できる地域包括支援センターなどを訪れると、介護が始まった時にするべきことを教えてもらうことが可能です。介護の経験がある友人や近所の人などから情報収集も役立ちます。
介護のためには、金銭面での備えも重要です。介護を受ける方が認知症を患うと、資産管理が難しくなるため、家族が通帳や印鑑などの保管場所や資産管理をどうするのか知っておくことが必要になります。インターネット銀行や通帳管理をしていない銀行は、手元に情報がないので家族が知らなかったということが多くあるのです。本人が元気なうちに情報を1つにまとめておけば、家族にもわかりやすくなります。急に介護が必要になり、コミュニケーションがスムーズにいかないケースも多いです。聞きにくい内容であってもあらかじめ将来のために聞いておき、いざという時に備えましょう。その他、備えに関して不安がある方は、〈他人事ではない介護の備え〉を参考にするのもおすすめです。